20121202

ダブルフェイス・偽装警察編 あらすじ



刑事である高山亮介(香川照之)は、家族も無く、荒れていた少年時代に、織田組組長の織田大成(小日向文世)に出会い、実の親子のように世話をしてもらい、大学へ進学する。そして、「ファミリー(織田組)を守るためだ。」と言う織田の命を受け、刑事となり、警察官として着実に実績を残すとともに出世し、警察の内部機密を織田に密かに報告していた。そして、織田組内部にいる潜入捜査官を探すように織田から言われていた高山は、菅原警備部長(平田満)からも警察内部にいる織田組の潜入員を探すように内偵の仕事を受ける。しかし、小野寺警視正の死亡以後、警察の同僚たちから冷たい視線を受けるようになっていた。



ある日、高山は、織田から有力政治家の娘・末永万里(蒼井優)に近づき、関係を持つように指示される。いざというときに、「ファミリーを守るためだ。」と言う織田。その指示に従い、万里に近づく高山だが、「自分の人生は自分で決める。」という万里の言葉に、今までに持ったことのない感情を抱き始めていた。そんな高山に対して、さらに非情な要求を突きつける織田。



高山は表の顔と裏の顔の間で深く苦しみ、自分の生き方に対して疑問を抱き始めていく。 そんな高山を見て、彼が「誰にも言えない秘密を抱えているのでは?」と感じた万里は、精神科医の西田奈緒子(和久井映見)にアドバイスを求める。「誰にも言えない秘密を抱えている」この言葉を聞いた奈緒子は、姿を見せなくなった森屋純(西島秀俊)を思い出していた。



小野寺警視正やヒロシの死んだ際の警察と織田組の銃撃戦以降、森屋純(西島秀俊)は、潜入捜査に行き詰まりを感じていた。表向きは、織田組の幹部でありながらも、実は、警察の潜入捜査官である純だが、警察に復帰する希望を失い、心を通い合わせた奈緒子との連絡も絶って、空虚な日々を過ごしていた。



そんなある日、森屋純の携帯に死んだ小野寺警視正の携帯から着信が入る。「死んだはずの小野寺さんの携帯から、いったい誰が?何のために?」 電話を受けた純は不審に思い言葉を話さなかったが、発信者は小野寺が純と連絡を取り合っていた方法でメッセージを残した。電話をかけたのは、高山だった。折り返し、電話をかけた純に、高山は言った。「俺と、手を組まないか?」。



高山亮介と森屋純。正反対の「表」と「裏」の2つの顔を持ち、決して相容れることのなかった2人の運命が、大きく動き始めようとしていた・・・。

ダブルフェイス ~潜入捜査編・偽装警察編~ [DVD]


TBS×WOWOW
Collaboration 2012