20121207

ダブルフェイス キャスト 高山亮介(香川照之)

香川照之



俳優。1965年、東京出身。東大を卒業した20代の頃、もともと俳優になる気はなかったが、特別他になりたいものもなかったため、親の七光り(父は歌舞伎役者・二代目市川猿翁、母は女優・浜木綿子)を利用しない手はないと判断し、俳優となる。

1989年のNHK大河ドラマ「春日局」でデビューし、以後、歴史物、時代物、サスペンス、ホームドラマなどの映画・テレビドラマに多数出演し、やはり血は争えない名優ぶりをいかんなく発揮する。映画関係の芸術賞では、合計38もの賞を受賞している。近年、NHK大河ドラマ「龍馬伝」の岩崎弥太郎役の熱演と大活躍は記憶に新しい。

芸能界屈指のボクシングファンでもあり、ベースボール・マガジン社の「ボクシング・マガジン」では、有名になる以前から連載記事を執筆していた。ボクシング解説者が舌を巻くほどの知識があり、日本人プロボクサーとも親交がある。

本作「ダブルフェイス」では、香川演じる高山亮介は、ヤクザの親分に拾われて育てられ、自分の組織のために働くスパイとして警察官となった。その後、県警内で順調に出世を果たし、スパイとエリート警察官という2つの顔の間で苦悩するようになる。この高山亮介の苦悩と組織からの脱却を、香川は緩急自在な迫真の演技で表現している。香川本人は、「インファナル・アフェアでは、アンディ・ラウがやった役。本当はヤクザの身分でありながら実は警察官といった役柄で、謎が多いという役に最初は見られればいい。その謎と謎が剥がれ落ちた後に出てくる人間性をうまく演じたいと思って挑戦した。また、本当に出しちゃいけない秘密ってのを墓場まで持って行かなきゃいけないような人物っていうのが演じていて面白い。彼らの人生をよりよく表現したい。」と語っている。

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Collaboration 2012