20121203

ダブルフェイス プレスリリース・インタビュー1


「ダブルフェイス」の記者会見では、ドラマへの思いをW主演の主役2人と監督が熱く語ってくれました。

西島秀俊
「個人的に大ファンである作品のリメイクに参加することができて非常にうれしく思っています。日本でこの役は自分にしかできないと信じて、強い気持ちを持って、全身全霊を込めて演じました。オリジナル作品を知っている人にはとてもハードルが高くなっていると思いますが、オリジナルのファンの方にも絶対に楽しんでいただける作品ができたと確信しています。ぜひ楽しみにして下さい」

香川照之
「2つの違うテレビ局が手を合わせる。民放で他局のことを言うのはタブーにされているんだなと思って育った世代ですが、今や他局の映画を違う局のバラエティで宣伝したりとか、渡り歩いたりすることが許容されるようになってきました。そして、ついに共同で制作し、放送もそれぞれの局でするという新しい試みが今回のコラボレーションの目玉だと思います。そして、現場では羽住監督が映画のスタッフを連れて、テレビ局というものに縛られることなく制作されました。また、テレビ局同士の境界線以上に、映画とテレビの境界線がなくなっている中、羽住監督はテレビとか映画とかいうことではなく、羽住監督の撮り方をされたと思います。テレビのドラマを撮っているにも関わらず、羽住監督は一切モニターの前に座らないということが僕にとって一番刺激的な体験で、この作品を羽住監督に撮っていただいたことが僕にとっての財産となりました。現場で見る羽住監督は、映画そのものであり、今後のテレビというメディア。かつてとは違って、いまテレビはいろいろなメディアに押されていて、もう第一のメディアじゃないような気がしていて、それが生き残りを懸けて今回のような非常に実験的でありながら新しい姿勢の作品作りをこの現場で見ることができました。この一ヶ月半くらいの撮影は僕にとって刺激的な体験でした。作品の仕上がりも非常に良質なものになっていると信じていますし、現在、編集している監督の「手応えを感じる」という言葉が証明してくれているような気がします。楽しみにして下さい」

(インタビュー2へ続く)

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TBS×WOWOW
Collaboration 2012